SDGs17の目標の3つ目として、『すべての人に健康と福祉を』が挙げられていますが、フィンランドでも、医療ケアを必要とする人々に寄付金を届けるためのプロジェクトが行われています。
実際に、2023年9月6日にヘルシンキ市内を歩いていたところ、医療ケアを必要とする子どもたちのための寄付金を募るイベントが行われていたので、今回はそのイベントについて紹介します!
10時間自転車をこぎ続ける!?メッセージを送るだけで10€の寄付ができる!?
2023年9月6日にヘルシンキ支庁のすぐ近くの広場で『ESKON Kymppihaaste』というイベントが行われました。このイベントは、Radio Novaというフィンランド唯一の完全全国規模の商業ラジオチャンネルとLastenklinikonen Kummitというチャリティー団体によって共同開催されたものです。
Lastenklinikonen Kummitは、フィンランドの5つの大学子ども病院を支援するため、1993年に設立され、子どもたちに適切な医療ケアを届けられるよう、様々な支援プロジェクトの実行、設備充足の資金援助、研究調査など、様々な活動を行っています。
Radio Novaは昨年もこのLastenklinikonen Kummitとコラボ開催のイベントを行っており、当時は30000€(現在のレートでは、約480万円)以上の寄付金を集め、Lastenklinikonen Kummitに寄付したとのことです。
そして今年2023年も、この2団体によるイベントが開催され、実際に街中で見かけることができました!
イベントの内容はとてもシンプルです。9月6日のイベント時間中、Radio NovaのラジオパーソナリティーEsko Eerikäinenが、フィットネスバイクを10時間こぎ続けるというものです。とてもユニークな光景が街を歩く人の興味を惹きつけ、沢山の人がその場で立ち止まっていました。私もその一人です!(笑)

そして、そこで私たちは何が出来るのかというと、イベント期間中“16499”番に『ESKO』というテキストメッセージを送ることで、10€の寄付をしたことになるのです。そして集まった資金はすべて、子どもたちの医療ケアを支援する寄付金としてLastenklinikonen Kummitを通じて届けられます。
実際に、テキストメッセージを送った画面はこちらです。(下図)
ESKOと送ったところ、『小さな患者さんのために寄付をしていただき、誠にありがとうございます。一緒に奇跡を起こしましょう!』と返信が返ってきています。
日本でも、東日本大震災が起こった3月11日に行われているキャンペーン(Yahoo! Japanで『3.11』と検索すると、それぞれ10円の寄付としてカウントされる)に似ていますね!
子育て、医療など社会福祉が最も手厚い国の一つであるフィンランドでは、18歳未満の子どもたちは公立病院での医療を無料で受けることができますが、より充実した適切な医療サービスを届けられるよう、このようなチャリティーイベントを通じて、子どもたちの医療支援は積極的に行われています。
日々小さなアクションを重ねよう
今回のイベントでは、きっと私と同じように偶然イベント会場を通りかかり、イベントの存在、この寄付団体の存在を知り、フィンランドの子どもたちの医療支援に協力した人がたくさんいたのではないかと思います。普段から寄付をしたり、日常的に支援をすることはもちろん大切ですが、日々小さなこと、小さな気づきにアンテナを張り、SDGsに繋がるようなアクションができたら、それもまた、SDGsの達成に繋がるカギになるのではないでしょうか。
文・構成・写真/SD学生編集部(M.M 在フィンランド)