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【搭乗レポート】成田からバルセロナへ!世界最高峰のカタール航空で体験する、空の旅とサステナビリティの取り組み

by SD学生編集部
2026年2月25日
in コラム
屋内熱帯庭園「The Orchard(オーチャード)」の様子
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こんにちは!学生編集部です。

つい先日半年ぶりの海外渡航をしてきました。

今回は成田空港を出発し、カタールの首都ドーハを経由して、スペイン・バルセロナへと向かいました。今回利用したのは、航空業界のオスカー賞とも呼ばれるスカイトラックス社のアワードで何度も「ワールド・ベスト・エアライン(世界一の航空会社)」に輝いているカタール航空です。

素晴らしいサービスと快適な機内空間で知られる同社のフライトは非常に楽しむことができたのですが、私がいざ飛行機に乗るとなると、どうしても頭をよぎってしまうのが、「飛行機による環境への負荷」です。航空業界が排出するCO2は、世界の総排出量の約2〜3%を占めると言われており、環境意識の高まりとともに厳しい目が向けられることも少なくありません。

参考:Our World in Data「What share of global CO₂ emissions come from aviation?」

しかし、航空会社も決して立ち止まっているわけではありません。現在、多くのエアラインが最新技術とアイデアを駆使して、様々なサステナビリティへの取り組みを行っています。

今回は、私が実際にカタール航空(成田→ドーハ→バルセロナ便)に搭乗した際の様子とともに、同社が実践しているサステナビリティへの取り組みを、実際の写真と合わせてご紹介します!

快適な空の旅:成田からドーハを経由してヨーロッパへ

成田からドーハのハマド国際空港までは約12時間、そこからバルセロナまでは約7時間のフライト。長時間の移動となりますが、機内の快適さはさすがの一言でした。

カタール航空アメニティ
充実したアメニティセット

まず席に着くと、枕やブランケットに加えて、充実したアメニティセット(アイマスク、歯ブラシセット、耳栓、靴下)がお出迎え。広々としたシートピッチ、最新の機内エンターテインメント、そして美味しくてボリューミーな機内食に心が躍ります。

機内食(グリルチキンとチーズポレンタ、サラダ、チーズケーキ、パン)
機内食(グリルチキンとチーズポレンタ、サラダ、チーズケーキ、パン)

そしてなんと、さらに驚いたのが、あのイーロン・マスク氏が率いるSpaceX社が提供するStarlink Wi-Fiが機内に導入されていたことです!エコノミークラスでもフライト中ずっと無料でWi-Fiを使うことができ、空の上とは思えないほど充実した時間を過ごせました。

機内の満足度は間違いなく120点満点でした!

カタール航空が実践する4つのサステナビリティ・アクション

このように乗客へのホスピタリティを徹底する一方で、カタール航空が同じくらい真剣に取り組んでいるのが「環境保護」です。機内で見つけた工夫や、同社が発表している取り組みを4つのポイントで見ていきましょう。

1. 最新鋭の省燃費機材の導入

カタール航空は「2050年までにCO2排出量を実質ゼロに」という目標を掲げており、その中核となるのが最新鋭の機材導入です。前世代の機種と比べて燃料消費量が少なく、CO2排出量も低く抑えられるエアバスA350やボーイング787といった最新機材を積極的に導入しています。また、燃料を無駄にしないよう、飛行ルートの最適化など見えないところでも改善を重ねているそうです。

カタール航空「気候とエネルギー」
画像出典:カタール航空「気候とエネルギー」

2. 廃棄物・水資源の管理:機内食のエコ化とフードロス削減

フライトの一番の楽しみである「機内食」にも、エコな工夫が隠されていました。2019年に新しく導入されたカタール航空の機内食「Quisine」では、リサイクル可能で生分解性のあるパッケージの使用が導入以前と比べて80%増加しているとのことです。

また、使い捨てのプラスチック製カトラリーではなく、金属製のカトラリーが添えられていたのも印象的でした。プラ削減になるだけでなく、高級感もあって素敵ですよね。

提供された機内食(親子丼、パン、きんぴらごぼうサラダ、ほうじ茶ムース)
提供された機内食(親子丼、パン、きんぴらごぼうサラダ、ほうじ茶ムース)

さらに、未使用の食品や飲料はカタール現地の慈善団体へ寄付しているとのこと。機内のプラスチック削減から地上のフードロスや社会問題まで、多角的にアプローチしています。

3. 次世代燃料「SAF」の利用

現在、航空業界全体で導入が急がれているのが「SAF(持続可能な航空燃料)」です。SAFは廃食油や木くず、古紙などを原料とする次世代の燃料のことを指します。

例えば、木くずから作られた航空燃料は、燃焼時にはCO2を排出しますが、木くずの原料となる木は成長段階にCO2を吸収していたため、燃料のライフサイクル全体で見ると、 SAFによるCO2排出量は実質ゼロということができるのです。

カタール航空も業界団体と連携し、2030年までに燃料使⽤量の10%をこのSAFに置き換えるという目標を掲げ 、普及に向けた投資と調達を進めています。

参考・画像出典:経済産業省 資源エネルギー庁「飛行機もクリーンな乗り物に!持続可能なジェット燃料「SAF」とは?」

4. 生物多様性の保護:違法取引の「ゼロ容認(Zero Tolerance)」

環境保護の対象は気候変動だけにとどまりません。カタール航空は、絶滅の危機に瀕する野生動物やその関連製品の密輸に対し、自社の輸送ネットワークの利用を一切認めない「ゼロ容認(Zero Tolerance)ポリシー」を徹底しています 。

世界中に広がる空のインフラを違法取引に悪用させないという強い姿勢は、世界の生物多様性を守る上で非常に重要な役割を担っていますね。

エコで近未来的な経由地「ハマド国際空港」

トランジットで立ち寄ったドーハの「ハマド国際空港」もまた、環境への配慮が隅々まで行き届いた施設でした。

ターミナルの中央には、「The Orchard(オーチャード)」と呼ばれる広大な屋内熱帯庭園が広がります。この屋内熱帯庭園には、水資源の再利用や自然光の効率的な活用が取り入れられているそうで、その環境に配慮した設計が評価され、国際的な環境性能評価システム「LEED」のゴールド認証を取得しています 。また、実際に、この設計を導入したことで、エネルギー消費を30%、水の使用量を55%削減することができたとのことです。

屋内熱帯庭園「The Orchard(オーチャード)」の様子
屋内熱帯庭園「The Orchard(オーチャード)」の様子
「The Orchard」の中心にある水のモニュメントの様子。この水が再利用され、植物の生育にも使われているのでしょうか。
「The Orchard」の中心にある水のモニュメントの様子。この水が再利用され、植物の生育にも使われているのでしょうか。

長旅の合間、自然がいっぱいで美しいこの空間は、心身をリフレッシュさせるのに最適な場所でした。

サステナブルな航空会社を選ぶというアクション

海外旅行が大好きな人にとって、「旅行には行きたいけれど、環境のことを思うと少し控えないといけないのだろうか…」なんてジレンマを感じてしまうこともありますよね。でも、やっぱり色々な世界を見てみたい!

だからこそ、「環境のために移動を控える」のではなく、「環境問題に真摯に取り組む航空会社を意識して選ぶ」ことが私たち旅行者にできる最も身近で、かつ影響力のある環境保護アクションかもしれません。

次の旅の計画を立てる際は、ぜひ「環境への責任」という新しい基準を、チケット選びの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

参考:

  • カタール航空「環境の持続可能性」 
  • カタール航空「Sustainability Report 2024」

文・構成・写真/SD学生編集部(M.M)

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